実家が空き家になってしまってどうしたらいいかわからない
今こんな人が今とっても増えています。
特に多いのが両親の実家が遠く中々帰る事ができないという人
1回帰るのにも多額の交通費と時間が掛かり、さらに往復するのは
とても大変ですよね?
さらに空き家を放置しておくと空き家法によるペナルティも課せられるなど大変なことが沢山!
国土交通省の調べた結果でも、両親の家からの距離が遠くなれば、なるほど、みなさん
空き家を利用せずに放置している傾向があることもわかっています。
今回はそんな場合に空き家をどうすればいいかの疑問にお答えします。
1まず大事なのは出口を決める事
両親が遺した大切な資産をどうすればいいか?その疑問を解決するのに
1番大事な事、それは現在の空き家を最終的にどうするか(出口)を決めなければなりません。
今回の記事ではお問合せの頂いたお客様のデータを集計しランキング形式でお届け致します。
第4位 そのまま空き家の状態で管理する。
定期的に足を運んで通気・換気のほか、設備をしっかりメンテナンスしておくことが大切です。
動画で撮影して現状を教えてくれるサービス、見回りで写真を撮り報告してくれるなど、様々なサービスがあります。
相場は3,000円~10,000円程度(サービスによる)
メリット
トランクルームとして活用する。自宅に収納スペースが十分にない場合はとても便利です。また、将来、自分や親族が使うこともできます。
デメリット
行政から「特定空家等」の判定されれば、住宅用地特例という税制上の軽減措置から除外されてしまいます。
つまり固定資産税はが6倍と大幅に増額されることになります。
第3位 賃貸物件として使用する
空き家になっている物件のエリア(立地条件)が良ければ検討しても良いでしょう。
メリット
なんと言っても毎月の賃料収入が確保できることでしょう。もちろん、物件の立地条件、広さ、間取りなどによって異なるものの、少なくとも毎月数万円以上の継続的な収入
があるのは将来の安心に繋がりますよね?また、人が住めば家屋の劣化の進行を抑えることができますので資産価値の減少を抑えることがきます。
デメリット
入居までに多額の費用が掛かる事です。現在の状態で借り手が付くという事はほぼ無く、通常はリフォームやリノベーションが必要になります。一時的にでも多額の金額が掛かるのでちょっと怖いですよね?
また見落としがちですが、募集して運よく借りてがついたとしても、管理会社に支払う広告料や手数料も家賃の2ケ月分は最低見積もっておいた方がいいです。
そして借りてがついた後も管理会社と色々な手続きや対応をしなければなりません。家屋の破損箇所の修理、家賃滞納、入居者からのクレーム、近隣含めたトラブル対応など
ある程度の時間と労力がかかる事を考慮しましょう。
第2位 事業用定期借地権
あまり皆さん馴染みがないですよね。このワードを聞くとガソリンスタンドやコンビニなど規模の大きい物件を想像すると思います。
実はこの事業用定期借地権、最近は戸建ての比較的小規模な土地などでもよく利用されています。
メリット なんと言っても所有権を手放さなくていいことです!さらに10年以上50年未満の範囲で借地権を設定し、期間満了後は建物を取り壊し、更地にて土地所有者に土地を返還してもらえます。
契約の更新、建物の築造による残存期間の延長がなく、建物買取請求もできない為大変メリットが大きいです。
デメリット 借地権の契約の期間内の契約解除が大変難しい為、方針転換ができません。
第1位 業者買取による売却
こちらは皆さんご存知の通り更地にしたり、建物を残したそのままの状態で売ったり
解体して更地にしたりして売却する方法です。
被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例など税制上様々なメリット多いので
ぜひ活用していきたいですね♪
メリット すぐに現金になる為資金計画が立てやすく、瑕疵担保責任を通常売主様が負う責任が一切ありません。
売った後に後から瑕疵(シロアリがでた!配管が破裂した!地中に巨大なゴミが埋まっていた)が発見された場合
売主様の責任で費用を負担しなければならないなどのリスクが0です♪
デメリット 不動産買取による方法では売却価格が一般的には安くなる傾向にあり、その額は市場価格より1~3割程が相場です。
不動産会社は商品を仕入れて、商品化して再販売します。仕入れの際、商品化する過程で発生するリフォーム費用や造成費用が差し引かれます。
言い換えればこの部分が買取の価格が安くなる要因です。
まとめ
如何でしたか?空き家のまま管理する場合、更地する場合、賃貸する場合、売却する場合
いずれもメリットだけでなく、どの方法にもデメリットやリスクがある事をよく理解しておくことが大切です。
専門家や自治体に相談しながら、総合的に考えて判断することをお勧めします。
人生において空き家の事を考える機会はそう多くありません。
将来をしっかり考えて幸せな生活を送れるようにゴールをしっかり決めましょう!